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西表島えとせとら

自然 生命「野生動物」

自然

西表島は1972年(昭和47年)に日本で24番目の国立公園(西表石垣国立公園)に指定された。 その自然の中で学術的にも貴重な動植物が数多く生息してしており、イリオモテヤマネコをはじめ、カンムリワシ、 セマルハコガメ、キシノウエトカゲや仲間川、浦内川マングローブ林、サキシマスオウノキ、ヤエヤマヤシなど多く の天然記念物の指定を受けており、自然の豊さと貴重な価値を物語っている。
また陸地に限らず、島の回りをサンゴ礁が囲み 約200種類ものサンゴが生息している、中でも最大級のアザミサ ンゴはまさに自然が長い年月をかけて創りだした巨大な建造物とも例えられる。 サンゴ礁のまわりにはチョウチョウ魚の仲間から巨大なマンタ(オニイトマキエイ)まで大小さまざかな海洋生物 が生息している。
日本で最も多種多様な生命が存在している所が「西表島」なのである。

イリオモテヤマネコ

イリオモテヤマネコは、世界中で西表島にだけしか生息していない非常に珍しい動物である。成長したオスは頭~胴体までが約50cm、尾の長さが25cmくらいで普通の猫より一回りか二回りくらい大きく 胴長短足でがっしりした四肢、太くて長い尾が特徴的で、その精悍なスタイルはネコというより小型のトラといった印象をうける。 食性は、鳥類、爬虫類、哺乳類、イネ科の植物、昆虫、両生類、甲殻類、貝類、魚類と多種多様なものを食べており、 中でも鳥類を多く捕食していることが調査によって判明した。 最も活発に活動する時間帯は、薄明薄暗の時間帯で昼にも盛んに行動する。完全な夜行性ではないことが明らかになっている。ちなみに遭遇する確立は極めて低い〔特別天然記念物〕

セマルハコガメ

セマルハコガメは、西表島、石垣島、国外では台湾にのみ生息する珍しい陸生の亀。全長は約20cmで、主にジャングルの中に生息している。甲羅が丸く高く、腹甲は蝶番のように折れ曲がる ので手や足首を引っ込めたときに完全に蓋ができるのが特徴である。食性は雑食でミミズ、カタツムリ、動物の死骸、木の実などなんでも食べる。普段は土の中に潜っているが、雨の日に活発に行動する。 森を歩いていてこのセマルハコガメに遭ったら、後に雨が降る確立が高い。ちなみに西表島では“ヤマメー”と呼ばれている。〔天然記念物〕

キシノウエトカゲ

キシノウエトカゲは、全長が約40cmにもなる日本最大のトカゲで、宮古島、八重山諸島に分布する。畑や草薮、林道沿いなどに生息し、日中行動する。特に雨上がりの晴れた日によく見かけ、昆虫やカエルなどの 小動物を食べる。山道を歩いていて、音に驚かされるときがあるが、このキシノウエトカゲであることが多い。ちなみに西表島では“フダチミ”と呼ばれている。〔天然記念物〕

ヨナクニサン

ヨナクニサン<ヤママユ科>与那国蚕(ヨナグニサン)とは、翅(ハネ)を開くと20cm以上にもなる世界最大の蛾である。分布 は、日本の沖縄県八重山諸島(石垣島、西表島及び与那国島)にのみ分布する。 与那国島で初めて発見されたことから「ヨナグニサン」という和名が付けられた。〔県指定天然記念物〕

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野鳥

西表島に生息および飛来する野鳥の数(種類)は、日本各地(全土)で観測(観察)されている野鳥の実に7割近くにもおよぶ。カンムリワシ、オオクイア、リュウキュウキンバト、ズグロミゾゴイなど大変貴重な 種類の野鳥から本土でも同様にみかける鳥たちも見ることができる。ふと気が付けばすぐ近くに貴重な種類の野鳥がいることも稀ではない。至近距離で出会うチャンスが普通に存在する島が西表である。

カンムリワシ

カンムリワシは、台湾、中国、インド、東南アジア、フィリピンに分布する全長約50cmの小型のワシ。日本では西表島と石垣島だけに見られ、分布の北限となる。 森林に生息し、主にカエル、ネズミ、ヘビ、トカゲ、カニなどを餌としている。5月~9月くらいまでが営巣、子育ての時期となり活動はジャングルでの狩りが中心になるため姿を現さない 冬季は気温も低くなり、餌となる動物も活動が鈍るので日当たりの良い水田や湿地、牧場などの近く見られるようになる。ちなみに西表島では“ヤマダン”と呼ばれている。〔特別天然記念物〕

リュウキュウキンバト

リュウキュウキンバトは全長約25cmで非常に光沢のある羽をもつ。日本でいちばん小さい種類(ハト科)とされ八重山諸島と宮古島にのみ生息する。頭の部分はシルバーのような輝きがあり、胸から腹は紫がかかった灰色、翼はエメラルドグリーンのような緑色をしている。〔天然記念物〕

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アザミ珊瑚

ここ西表島の崎山には、世界最大と言われる巨大なアザミ珊瑚が生息する。サンゴは植物と誤認識されやすいが、実はサンゴはイソギンチャクやクラゲの仲間で、刺胞動物(腔腸動物)に含まれ、つまり動物ということになる。この崎山のサンゴは2百年の年月を生きたと動物ということになる。。 また近年の環境の変化の影響か白化現象が見られたが、回復の兆候がみられる。崎山のアザミ珊瑚は1983年に世界最大のサンゴとしてギネスブックに認定された。